チョコレート嚢胞について
みなさんこんにちは!
今日はチョコレート嚢胞についてお話しできたらと思っています。
経過
私がチョコレート嚢胞と診断されたのは、ほんの3か月ほど前です。
2年ほど前から、生理になる前、生理中に肛門に激痛が走るようになりました。
痛いときは、歩くのも苦痛で、鎮痛剤を飲んで痛みが軽減するのを待つ…
こんなことが定期的に起こってしまったら仕事にも支障が出ると思い、2回ほど産婦人科へ。
先生からは、
「生理痛の痛みなんて人によってそれぞれだから気にしなくていい」
とのこと。
まぁ確かにそう言われればそうなのかなと、何となく腑に落ちず帰宅した覚えがあります。
いよいよ頻度も増えてきて…
やっぱりおかしい、けど婦人科に2回も行って、また生理痛って言われたら恥ずかしい…
そう思った私はまず、肛門科に行きました。
医師に症状を告げ、一度大腸検査をすることに(大腸検査についてはまた別の機会に…)。
結果は問題なし。痛みはやはり対症療法しかないとのこと。
その後は痛みが来たら鎮痛剤、という生活をしていました。
ただどうしても自分の中でおかしいなという思いは払拭できませんでした。
葛藤の日々
産婦人科って、人によって感じ方は違うと思うのですが、
周りは出産関係や赤ちゃんの体調不良のために受診している人が多く
病気についてはすごく相談しづらい。
口コミを見ても、出産関係についてはとても優しく相談に乗ってくれましたという内容ばかり。
ホームページを見ると、診療科に婦人科と書いてはあるものの、
診察内容には「安心して出産できるサポートをします」
というところしか近くになく、出産に絡んだ相談しかできないのかなと感じていました。
また、生理痛できたの?みたいな対応が2回あったので
痛みでいくのはだめなのかと。
ただ、もし病気だった場合、手遅れになってしまってもいけないと思い、
私は再度病院を探すことにしました。
少し自宅から距離を伸ばし、婦人科に力を入れている病院がないか探す日々。
するとある一件の病院で「女性に優しい医療を」という一文を目にしました。
診療内容についても、
妊娠の確定から婦人科の一般相談(子宮筋腫等)、がん検診とも書かれていて
直感的にここだと思いました。
いよいよ診察へ
行くと先生は女性で、はきはき話されるタイプの方でした。
しどろもどろになりながら、今までの症状を伝えると、
何か思ったのか先生がすぐ「エコーとります」と。
そこで先生からすぐに、「子宮内膜症があります」と言われました。
その後
チョコレート嚢胞だとは思うがエコーだけでは確定診断ができず、治療も開始できないとのことで
近場の病院にMRIだけとりにいくこととなりました。
MRIをとって数日後、再度受診へ。
その間チョコレート嚢胞については自分なりに調べたりしていました。
まだ結婚すらしていない私ですが、不妊になる可能性があるとも書かれており、この先の不安も感じました。
なので、子宮内膜症であることは間違いないけれど、チョコレート嚢胞じゃないといいなと思ったり
でも痛みの原因が分からないとこの先しんどいしと思ったり
頭の中で一人議論しながら診察室に入った覚えがあります。
タイトルであるため、もうじらすこともないと思いますが、私はチョコレート嚢胞でした。
子宮に2cmほどの嚢胞があったそうです。
これが生理のたびに大きくなっているとのこと。
そのため、生理をこれから止めて、大きくなることを止め、小さくしていきますと言われました。
治療について
私は片頭痛の治療をしているため、ピルと相性が悪いとのこと。
そのため治療は、リュープロレリンという注射を1か月に1回打つことになりました。
初回は生理がきてから3~5日内に打つ。そのあとは1か月に1回という感じです。
3回注射を打ち、それ以降は内服に切り替えるとのこと。
偽閉経状態にするため、更年期障害のような症状がでるかもしれないとは聞かされました。
現在私は3回の注射が終わったところです。
1回目に打った後は、2週間ほど不正出血が続きました。その後出血はありません。
生理痛は2回目の注射以降はなし。
更年期障害としては、体温調整が難しい感じ。
急に暑くなって汗をすごくかき、その後冷えるのでまた温かくすると、暑くなって…
そんな感じです。もっとほかの症状が出る方もいると思います。
子供が欲しくなったら、一旦治療は中止し、生理を元に戻すとのこと。
また出産後は治療再開で、これが閉経まで続くことになります。
私の気持ち
チョコレート嚢胞と言われたときには、やっと原因が分かったという気持ちでした。
そのあと治療についての内容を聞いて(私の主観なので、不快に思われたらすみません)
・女性として当たり前に来ていた生理を今後止めることへの不安、悲しみ
・この治療はほぼ閉経まで続くのか、途方もないな
・子供が欲しくなって仮に治療を止めたときに、ちゃんと子供がタイミングよくできないかもしれない
・彼氏とのエッチの時に濡れなくなるのではないか
・更年期障害しんどそうだな
・生理止めたら男っぽくなるのかな、胸とか小さくなるのかな
などなど、そんなことを思った覚えがあります。
帰りの車の中で、よくわからないですが、いっぱい泣きました。
治療しなければいけないことはわかっていたので、嫌だからやめたいというのはなかったです。
一部の人しかこの件は言ってませんが、生理が来なくなるからいいじゃん!と言われました。
そうなんだけど…そうじゃないんだよな…と複雑な心中をうまく表現はできませんでしたし、
何より話を聞いてもらったため、そうですね!と明るく言うことしかできませんでした。
ちなみに付き合っている彼氏には、その夜電話で伝えました(遠距離なので)。
チョコレート嚢胞だったこと、やっと原因が分かったこと、
これから治療をこういう風に進めていくこと
当たり前だった生理が来なくなるから、なんか女じゃなくなるみたいだな―!!って言った瞬間
号泣してしまいました。
事前にラインで伝えていたのですが、チョコレート嚢胞について彼なりに調べてくれていた様。
不安だよね、泣かないから逆に心配だったんだよ!!と言ってくれました。
こんな彼女でいいのかなと思いました。
重いかもしれないけど、子供がタイミングよくできないかもしれないと伝えたら、
その時はその時、今後二人だけで生活していくのも嬉しいよとのこと。
またエッチについては、もし濡れなくなるかもしれないけど、
その時は色々工夫してみようという話になりました。
彼氏に伝えるということはとても難しいことかもしれませんが、
不安なことは共有できているといいなと思いました。
自分の理解者が身近にいると、気持ちも切り替えて前向きに治療はできる気がします。
長くなってしまいましたが、少しでも誰かの参考になればいいなと思っています。
それではまた!
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